1.Python概要

Pythonはシンプルな言語体系であり学習コストが低いといわれるプログラミング言語です。

オブジェクト指向プログラミングをサポートしており、クラスやオブジェクトを用いてプログラムを構造化することができます。

標準ライブラリのほかに多くのサードパーティライブラリが利用可能です。 これにより、様々な用途に対応できます。

クロスプラットフォーム対応されさまざまなプラットフォームで動作し、 Web開発、データサイエンス、機械学習、人工知能、自動化、ネットワークプログラミングなど多くの領域で利用され様々な規模のプログラミングに適しています。

2.環境準備

Windows+WSL2上にUbuntu 22.04.3 LTSをインストールして利用しています。 Ubuntu 22.04にはデフォルトでPython 3.10がインストールされていますが、 システム側のPython環境に影響がないようにするた、開発で利用するPythonと環境を分けて利用します。

今回は、pyenvで複数バージョンのPythonをインストールします。

https://github.com/pyenv/pyenv/wiki/

依存関係のインストール
sudo apt update
sudo apt install build-essential libssl-dev zlib1g-dev \
libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev curl \
libncursesw5-dev xz-utils tk-dev libxml2-dev libxmlsec1-dev libffi-dev liblzma-dev
gitで「~/.pyenv」へpyenvをクローン
git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
cd ~/.pynev
「.bashrc」 に pyenv の設定を書く
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.bashrc
「.bashrc」 に反映
source ~/.bashrc
利用可能なPythonのバージョン一覧を表示
pyenv install --list
利用可能な3.12.0のバージョン番号を指定してPythonインストール
pyenv install 3.12.0
インストールしたバージョン一覧
pyenv versions
* system (set by /home/XX/.pyenv/version)
  3.11.6
  3.12.0
環境全体のPythonのバージョンを指定
pyenv global 3.12.0
カレントディレクトリ配下のPythonのバージョンを指定
pyenv local  3.11.6


現在有効なバージョンの確認
python --version

>Python 3.11.6

Pythonの仮想環境も作成します。 3.3以降にデフォルトで利用可能なvenvを利用します

仮想環境作成のため任意の名前のprojectフォルダを作成
mkdir python_project 
cd python_project
envという名称の仮想環境作成
python -m venv env
envという名称の仮想環境を有効化する
source env/bin/activate
(env) XX@XXXXXXX:~/python_project$
pythonを実行する
python
>>> print("Hello, World!")
Hello, World!
>>>
作業が終わったら、仮想環境を無効できます。
deactivate

3.まとめ

今回は、Pythonの利用ができるように環境準備に必要となる基礎について記載しました。

引き続きPythonをさらに深堀してより実際の文法など必要となる部分についても今後追記していきます。

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